激変乗り切る知恵学ぶ/2023年新春講演会
2023年02月15日
社員の成長が企業存続に必須
新春講演会に235名参加
北海道同友会は1月16日、2023年新春講演会をロイトン札幌で開催し、オンラインでの参加者も併せて235名が参加しました。
冒頭、横山敏章札幌支部長が「同友会での活動を通して、学び、気づき、より器の大きな経営者になろう。いかなる環境の変化にも耐えうる強靱な会社を目指し努力しよう」と挨拶。続いて、岩永正嗣経済産業省北海道経済産業局長、土屋俊亮北海道副知事、秋元克広札幌市長からそれぞれ祝辞を頂きました。
その後、「2023年わが社の経営力点を語る~激変を乗り切るために何をすべきか~」をテーマに北海道同友会代表理事3名(藤井幸一サンマルコ食品代表取締役社長、曽根一ネクサス会長、池川和人ティーピーパック代表取締役)が講演しました。
藤井氏は、激変を乗り越えるポイントとして①主要事業である冷食事業の価格転嫁に取り組む②既存事業をさらに充実させる③新規事業に挑戦する―の3点を挙げ、価格改定の意義を社内で共有したことやエスコンフィールドHOKKAIDOへの出店、医療食事業への参入など具体例を交えながら説明しました。
曽根氏は「社員教育に力を入れている企業しか、生き残れない経営環境になってきている」と語り、「社長が何を求めているのか正確に社員に伝えることで、会社の方向性が一本化されていく」と力を込めました。
池川氏は「我が社では1ビルド&2スクラップを提唱している」と強調。「人の成長が会社の成長・発展につながる」と考え、「社員教育にかかる費用を惜しまず、生きる・働く・学ぶことが実践できる会社を目指している」と述べました。
続いて、10月7日に旭川で開催される第38回全道経営者〝共育〟研究集会(道研)について、森俊一道北あさひかわ支部長、佐々木雄二郎実行委員長が「道研で共に学び、交流し、より良い会社づくりを目指しましょう」とPR。
最後に、閉会の挨拶で渡辺美智留副代表理事は「同友会で得られる学びと気づきを今まで以上に大切にしたい」と新年の決意を新たにしました。