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経済活性化は現場目線で 北海学園大学の大貝ゼミが別海視察/くしろ支部

2022年10月15日

会員企業を視察する大貝ゼミ

 

 81718日の両日、くしろ支部別海地区会(髙橋宗靖地区会長)に北海学園大学経済学部の大貝健二准教授ゼミの一行6名が訪れ、会員企業の視察や別海高校での経済学講演会が開かれました。

 

 2009年に別海町中小企業振興基本条例が施行され、12年に京都大学の岡田知弘教授チームが別海で地域経済分析活動を行いました。当時、大貝氏が調査団の一員であったことから別海地区会との縁が深まり、定期的に視察に訪れています。

 

 今回は別海町役場、竹下牧場、バイオマスソリューションズ、髙橋工業、エスエルシー、中山農場、別海乳業公社を視察し、別海高校では経済学講演会を開催。

 

 大貝ゼミは地域経済の活性化を研究テーマにしています。大貝氏は「活性化のイメージは多様で、地域の実態に即して現場目線で捉える必要がある。中小企業経営者が苦悩しながら活性化に向けて前進する姿に触れることで、学生は本物の経済を理解することができる」と語ります。

 

 さらに別海を訪問する意義について「中小企業振興基本条例が北海道で6番目に施行された条例先進地。数年ごとに訪問しているが、地域経済の定点観測的な意味合いもある」と述べています。