全道各地で初任者研修を開催 営業社員をステップアップ 新入社員をフォローアップ
2022年09月15日
7月は、全道各支部で営業社員セミナー・新入社員フォローアップ研修など、初任者向け研修会が開かれました。経営者と先輩社員が創意工夫を凝らした研修を企画し、受講者と共に学び合いました。
全道共育委員会は7月27日、営業社員ステップアップセミナーを開催。21社39名の受講者と8名のサポーター(経営者・経営幹部)が札幌会場とオンラインに分かれて全道から参加しました。
基調報告はティーピーパックの戸田達弥さんと清水勧業の所弘典さん。二人とも第一線で活躍する営業社員です。
戸田さんは「今誰かの力に」をテーマに報告。営業を通して一番大事にしていることは、お客さまと共に考え、汗を流し、喜びを分かち合うこと」と語ります。「『数字は一時(いっとき)、信頼・経験・人脈は一生もの』と話す戸田氏の言葉が、一番心に響いた」と、ある受講者は感想を述べていました。
所さんは、「自社の扱い商品がお客様や世の中に役に立っていると確信を持ち、メーカーとお客様と自社がWIN・WIN・WINの関係で成果が生まれた時に、営業は楽しいと実感する」と報告。受講者からは「自社のサービスを深く理解すると、堂々とその魅力を伝えられることに気づいた」との感想が寄せられました。
戸田さん(61期)と所さん(66期)は共に同友会大学の卒業生。グループ討論をサポートした同窓生は「同友会大学を卒業して十数年、久しぶりに仲間の話を聞いた。人間的成長を追求し続ける姿勢に感服し、自分を見直すきっかけになった」とうれしそうに語ります。
全道共育委員会は、今年から社員研修会に現役大学生のオブザーバー参加を認め、地域の担い手同士が、生きること学ぶことを共に考える場にもなっています。
道北あさひかわ支部では同7日に旭川市内で営業社員セミナーを開催し、13社16名が受講しました。講師の総北海取締役営業部長の岩舘匡宏さんは、「問いかけと提案型営業がお客様の信頼を築くポイント」と語り、グループ討論ではお客様に寄り添うとはどういうことかを、サポートした経営者と共に考えました。
函館支部は7月4日、函館市内で入社3カ月の新入社員を対象にフォローアップ研修を行い、12社23名が参加しました。「上司や先輩とコミュニケーションがうまく取れない」と悩む受講生たちは、レポートに「自分で調べ、積極的に質問する」「物事を客観的に考える癖をつける」「聞き方を見直す」と記し、決意を込めました。
オホーツク支部は同15日に北見市内で、メンタルヘルスをテーマに日本赤十字北海道看護大学特任教授の石﨑智子氏の講話とワークを行い、7社17名の受講者と経営者が参加しました。レポートには「学生と社会人の違いに戸惑い悩みつつ頑張っている姿に触れ、自分だけではないと励まされた」との感想がありました。
道北あさひかわ支部は同28日、受講者11社23名と経営者が参加し旭川市内で開催。中央総合会計の三内綾乃さん、ササキ工芸の佐藤至恩さんが、先輩社員として実践報告をしました。
とかち支部は8月5日、24社37名が参加して帯広市内で開催。KIDOライフデザイン研究所の城戸和子氏を講師に、協働ゲームを通してチームで働く意味や役割を体験的に学び合いました。
今後、全道共育委員会は10月18日に入社6カ月の社員向けセミナーを、さらに2023年2月8日には入社10カ月の社員を対象にしたセミナーを開催予定です。
「新入社員フォローアップ研修会」のご案内(全道共育委員会)