繋ごう!次の10年へ/第40回くしろ道研に518名参加
2025年11月15日

学びと実践で難局に立ち向かおう
9月26日、第40回全道経営者〝共育〟研究集会inくしろ(くしろ道研)が釧路プリンスホテルなど市内各会場で開かれ、全道や各地同友会から518名が参加しました。スローガンは「繋ごう!次の10年へ」。設営のくしろ支部は、2016年の3支部(旧釧路・南しれとこ・根室)統合から10年の節目。さらなる未来を展望し、約90名の実行委員と事務局が1年間準備を重ねて本番を迎えました。
全道各地の実践報告、議論白熱
当日は、12の分科会ごとに開会しました。採用戦略、経営指針、地域づくりなどをテーマにした9つの座学分科会では、全道各地の会員が様々な取り組みを実践報告。グループ討論では、白熱した議論を交わしました。
さらに3つの移動分科会では、釧路のモノづくりや酪農の未来、地域の特産品発信がテーマ。参加者から「地元で挑戦を続ける企業を見学し大変刺激を受けた」との声が寄せられました。
記念講演では、鋼構造物や大型車輌洗車機の製造、福祉事業を手掛けるヒラマツの平松洋一郎社長(三重県同友会代表理事・本社津市)が、「モノづくりを『楽しむ精神』で未来へ繋ぐ!」をテーマに講演しました。同友会入会当時は経営理念も無く、「目先の儲けしか考えていなかった」という平松氏。ある経営者との出会いがきっかけで経営指針づくりの大切さに気付きます。そして「今では毎年社内で発表会を行い、今年は社員と10年ビジョンを共有した。未来に向けて社員と共に成長していきたい」と締めくくりました。
懇親会では藤井幸一代表理事が挨拶し、「今日の学びを早速明日から実践し、歩みを進めましょう」と呼びかけました。釧路江南高生が、未来への希望と挑戦の想いが込められた書道パフォーマンスを披露すると、参加者から盛大な拍手が沸き上がりました。
次回道研は室蘭
残間巌実行委員長から、次回道研を設営する川田弘教西胆振支部支部長へ「道研タスキ」が渡され閉会となりました。
第41回道研は、26年10月30日に室蘭市で開かれます。
