【あの人に聞きたい！ 3】ヤマダイフーズプロセシング（ヤマダイグループ）　小林　大作 社長（函館支部）

2025年10月15日

　　　　　　　　　　独自ＰＲで魅せる地域発納豆ブランド

当社はヤマダイグループの一員として1994年に函館市で創業した納豆メーカーです。ヤマダイグループは水産市場での作業請負から始まり、現在は運送や水産加工、人材サービス、飲食など7社を展開中。

　設立当初は大手納豆メーカーのＯＥＭ工場でしたが、請負元の破綻を機に自社製造販売へと舵を切りました。2011年には小樽市銭函に工場を移転し、その後は生産体制を整えながら販路を広げ、道内販売シェア2位を獲得するまでに成長しました。

　　　　　　　　　　　　30周年、納豆で世界へ挑戦

　約20種類の納豆製品を揃えていますが、さらなるシェアの拡大にはブランディングが不可欠と考え、23年に「ダイちゃん納豆」ブランドを立ち上げました。「美味しい！楽しい！ヘルシー！」をコンセプトに、函館短大とのメニュー開発、プロのアーティストとコラボした歌やダンスの制作など、既存の納豆メーカーにはない広報・ＰＲ活動を行っています。

　輸出も積極的に展開し、昨年度は中国を中心に約2億円を計上。今年から米国と韓国にも輸出しており、日本の誇るスーパーフードを世界に広げたいと考えています。

　今年設立30周年を迎え、納豆30年分プレゼント企画を発信するなどさらに納豆の持つ魅力を楽しく発信し、皆さまの健康に貢献できるよう、取り組みを加速してまいります。