同友会の歴史、理念、魅力継承を~オホーツク・札幌支部で役員研修会~
2025年09月15日
北海道同友会各支部で、役員研修会が開かれています。1969年の設立以来56年。青年経営者や会歴の浅い会員が増える中で、同友会の歴史と理念が息づく共学・共育・共生の魅力ある活動をどう継承し、発展させるかが問われています。「2030ビジョン」を具現化し、3つの目的であるよい会社・よい経営者・よい経営環境づくりをリードする役員づくりを進める、オホーツク支部・札幌支部の役員研修会を紹介します。
同友会理念とは ①同友会の3つの目的 ②自主・民主・連帯の精神 ③国民や地域に共に歩む中小企業をめざす |
30年のありたい姿を学び合う オホーツク支部

オホーツク支部は8月18日、役員研修会を開催し、支部幹事のほか委員会・部会役員や新会員など16名が参加しました。
本田哲代表理事(本田興業社長)が「北海道同友会2030ビジョンに学ぶ」をテーマに策定のきっかけや経緯、活用について報告、グループ討論で学びを深めました。
今年6月の第57回定時総会で採択された「2030ビジョン」は、地域に役立つ企業を目指し「共創」で自社の存在意義を高めることをスローガンに掲げました。経営環境の変化を正確につかみ、経営指針を軸に「人を生かす経営」を実践し、社員と共に育ち合い、自社の存在価値・意義を高め合うことを呼びかけています。
本田氏は、ビジョン活用を進める中で大切なこととして「経営者自らが、5年後のありたい姿(目指す姿)を予測するだけではなく、①経営者の資質を向上させる、②戦略をもつ、③組織づくりの3つを実践していくことが重要」と提起。加えて「事務局は運動のカナメ。会員や経営者に寄り添うシンクタンクになって」と期待を込めました。
さらに「ビジョン策定に向け組織や学びをどう深化させるか議論を重ね、企業の成長と地域の繁栄、同友会の発展を一体で捉えることの重要性が浮き彫りとなった。変化が求められる時代、まさに企業経営に通じるテーマではないか」と指摘。「役員を中心に〝スピーカー〟を増やし、同友会の魅力を語り継いで欲しい」と報告しました。
参加者からは「ビジョンを理解し、会社や自分自身の成長につなげていきたい」と感想がありました。