北海道同友会第57回定時総会/地域を支え続ける中小企業へ
2025年07月15日

労使見解50年、経営体質強化・変革を
北海道同友会は6月4日、京王プラザホテル札幌で第57回定時総会を開き、委任状を含め全道から273名(会場参加161名)の代議員が出席しました。2025年度の活動の力点に「労使見解を土台に据えた経営実践に取り組み、『人を生かす経営』で企業体質の強化・変革をすすめよう」など3つの柱を掲げ、未来を見据えた地域づくりや、学びと実践を重ね同友会理念を体現する企業づくりを目指す新年度の活動がスタートしました。
物故会員に黙祷後、池川和人代表理事が「今年は『労使見解』発表から50年。社員と共に歩み、地域を支える中小企業こそ社会の希望です。『2030ビジョン』の議論を深め、原点に立ち返って21世紀型中小企業づくりを進め、新しい時代を展望しましょう」と開会挨拶。続いて拓北電業の鈴木暁彦社長(札幌支部)と西尾弘美法律事務所の西尾弘美弁護士(しりべし・小樽支部)を議長に選出し、議事に移りました。
はじめに森俊一副代表理事が24年度の活動報告を行い、渋谷光敏財務・法人運営委員長が24年度決算を報告しました。髙野一夫監事が会計監査報告し、松田亙役員選考委員長が新任14名を含む理事75名、監事2名の25年度役員を提案し、いずれも承認されました。
休憩時の第1回理事会では、役員を互選。代表理事2名が再任され、本田哲氏が新任。副代表理事2名が再任され、小野浩二氏が新任となり、休憩後総会へ報告されました。
後半の議事では、高橋憲司副代表理事が中期ビジョン「2030ビジョン」を提案後、本田代表理事が25年度活動方針案を提案。渋谷財務・法人運営委員長が25年度予算案を提案し、いずれも承認され、すべての議事が終了しました。
休憩を挟み、「同友会をどう自社の経営に活かしていくか(いるか)」をテーマにグループ討論。「例会報告をきっかけに社員向けプレゼンを始めた」「たくさんの経営者からアドバイスをもらっている」「魅力的な企業目指し同友会を活用したい」など、支部を超えて活発な意見交換の場となりました。
続いて懇親会を開き、鈴木洋一郎経済産業省北海道経済産業局長や三橋剛北海道副知事ら来賓が出席。平川昌之北海道銀行常務執行役員本店法人営業部本店長の祝盃で交流を深めました。