50周年を更なる活動の前進に/とかち支部が第51回定時総会
2025年06月15日
学びと実践で強靱な企業づくり
とかち支部は4月25日、北海道ホテルで第51回定時総会を開催しました。オンラインを含め、会員ら117名が出席。支部設立50周年を機に、会員が主人公の魅力ある支部活動の一層の前進を目指す2025年度活動方針案が承認されました。

会員が交流し相互の資質向上へ
開会にあたり成田孔一支部長があいさつし「今年は、支部設立50周年を迎える記念すべき年。全道活動方針案について説明を受け、24年度支部活動報告を踏まえ、25年度支部活動方針案・予算案の慎重審議をお願いしたい」と呼びかけました。
続いて高橋憲司副代表理事が、25年度全道方針案をはじめ、中期ビジョン「2030ビジョン」について説明。「新型コロナウイルス感染症の影響や、ロシアのウクライナ侵攻、米中貿易摩擦など急激な世界情勢の変化を受け、経営に苦しむ中小企業の〝なりたい姿〟を描くことを目的とした」と、中期ビジョン作成の経緯を語りました。
とかち支部では「会員の 会員による 会員の為のとかち支部を共につくろう」を25年度スローガンに掲げ、活動方針に「変化の激しい経営環境に対応するため、同友会での学びと実践を通して、強靱な企業づくりを目指す」「支部設立50周年を大いに盛り上げていこう」―などの重点方針を据えました。広く会員が集い交流する場を設け、研鑽を重ね、会員相互の資質向上を図ります。
総会後は、上川大雪酒造の塚原敏夫社長が「逆境をチャンスに変える地方創生」をテーマに記念講演。同社は過疎のまち上川町に、休眠状態だった三重県の酒蔵を移設し創業。大雪山系の涌き水と道産米で地酒を造り、6次産業化地方創生ビジネスで観光と雇用を生み出しています。その取り組みは全道に広がり、2020年には帯広畜産大学内に「碧雲蔵」を開設。「今後は十勝の農業・教育との連携も目指す」と語りました。
講演会後には、11月14日に予定しているとかち支部50周年記念式典について、松田英明実行委員長が支部会員への参加を呼びかけました。
懇親会では十勝総合振興局の野口正浩局長、帯広市の池原佳一副市長がそれぞれ祝辞を述べ、十勝信用組合の大場孝志専務理事の発声で乾杯。卓ごとに参加者同士の交流も進み、新年度の飛躍を誓いあいました。