我が社の採用活動/フ ジ 代表取締役 青木 崇一氏(札幌)
2025年05月15日

次世代を展望し社内体制確立
当社は1975年設立、製菓・製パン・食品機械の設計製作を専門とする会社です。素材の風味を活かして手づくりする職人技の機械化を目指してきた私は2代目経営者です。
長年中途や縁故を中心に採用し、経験豊かなベテラン社員が揃っていました。しかし平均年齢が高く定年退職者の予定もあり、このままでは会社継続が難しいと危機感を感じ、2022年から共同求人活動に参画しました。
初年度には1人の大卒者が採用出来ホッとしましたが、入社後のことが心配になり夜も眠れません。今いる社員との年齢差は大きく、せっかく採用できた新人がなじめるのか?果たして育てられるのか?不安は尽きません。工場に社員間の仲を取り持つ社員(妻)を入れ、何かあればすぐに対応できるようにしました。委員会では良い会社にすることが採用の近道といわれており、それからは妻と共に学ぶことが多くなりました。おかげで翌年は4名の新卒が入社。社内教育にも時間をかけ、先輩が後輩を育てる体制も整ってきました。
近年は中国や東南アジアからの受注も増えてきたことから、今春は大卒一人に加え、高度外国人材制度の活用で初めて中国人を一人採用しました。日本は少子化が進み採用条件がますます厳しくなると考え、試行錯誤の毎日です。