講談と懇親会で交流深める/函館支部
2025年04月15日

地域づくりと同友会の歴史学び入会
函館支部は2月26日、会員拡大を目的にした函館経営者交流会をホテルテトラにて開催。会員22名、ゲスト9名が参加し、会員の講釈師荒到夢形氏の講談と懇親会で交流を深めました。
「中小企業を政治の力で束ねようとした動きに反発する形で東京に結成したのが、日本中小企業家同友会。昭和32年でございました」。荒到夢形氏が張り扇で釈台を叩きながら、同友会の歴史や理念を講談。戦後の混乱期に、新しい日本経済を目指し、自主を矜持とした経営者たちが立ち上げた、同友会運動のルーツが朗々と語られます。そして1971年に設立された函館支部では、200海里問題で北洋漁業の衰退に直面した函館市が観光振興に活路を見出そうとした転換期に、「イカノポリス計画」を発表。世界のイカ料理祭の開催や、イカグッズを開発し、市の魚にイカを制定させます。こうして函館の魅力を再発見する取り組みが、現在の観光都市函館の発展につながったことが紹介されました。参加者からは「函館と、同友会の地域づくりの歴史を知ることができた」と好評でした。
その後の交流会ではゲストの紹介等が行われ、スピーチでは「異業種の経営者から学び、さらに事業を発展させたい」と入会宣言もあり、活気あふれる交流会となりました。