空知の強みを生かして/空知総合振興局の鈴木局長(南空知支部)
2025年03月15日

南空知支部は1月28日、岩見沢平安閣で新年交礼会を開催し、来賓を含め56名が参加しました。新春講演会では、空知総合振興局の鈴木賢一局長が「空知管内の振興・発展に向けて」をテーマに講演しました。
鈴木局長は、空知管内の人口が2020年の28万1000人から50年には14万7000人に減少する見通しを示し、特に高校生の半数弱が管外へ就職して、若年層の早期離職が課題となっていることを指摘。UIターンの促進や、シビックプライド(都市に対する誇り)の醸成が必要であると述べました。
また、交流人口の拡大策として、地域資源である日本遺産「炭鉄港」の活用や、空知ワインによる地域活性化に言及。管内10カ所のワイナリーと連携し、振興局が旗振り役となって設立を進める「(一社)空知ワイン協会」の取り組みを紹介しました。そして「地域の強みを最大限に生かし、人を呼び込むことが持続的な発展につながる」と強調しました。
続く新年交礼会では、参加者同士が空知の可能性や未来について意見を交わし、新たな年の展望を語り合いました。