本質の追求がおいしさを生む/ELEZO社 佐々木社長(とかち支部)
2025年03月15日

とかち支部は1月27日、帯広市内のホテル日航ノースランド帯広で新年交礼会を開き、150名が参加しました。新春講演会には、ELEZO社の佐々木章太社長(本社・豊頃)が登壇。「LESS IS MORE―本質を貫き、突き抜けた先へ―」と題し、新たなビジネスへの挑戦を語りました。
同社は2005年に創業。実家のカフェレストラン「繪麗(えれ)」に通うハンターとともに加工したジビエのおいしさに感動し、食肉について学び始めた佐々木氏。その中で、ハンターや加工者に対する感謝の希薄さを痛感し、起点を大事にした説得力を持つ会社を作ろうと、24歳のときに生産や加工、流通の一貫管理体制を構想します。そして「食肉解体に従事する人に感謝してほしい」という思いから、食肉の生産や加工、流通などを自社一貫で手掛ける事業を立ち上げました。
講演後のトークセッションでは、本質を知ることの重要性を強調。「風土やエサの良さを知らずに料理しても、素材や地域を生かしたおいしさには結びつかない」と訴えました。