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恐れず新規事業に挑戦を/スクウェアエニックスホールディングス 福嶋名誉会長

2025年03月15日

新事業の重要性を語る福嶋氏


道北あさひかわ支部は1月31日、アートホテル旭川で新年交礼会を開き、新年の新たな飛躍を誓いました。

 第1部のトークセッションでは、スクウェアエニックスホールディングス(本社・東京)の福嶋康博名誉会長が大谷薫支部長、菅原吉孝副支部長を相手にアイデアの出し方やAIなど新たな技術の導入策を探りました。

 福嶋さんは旭川市出身で、1982年に同HDの前身となるエニックスを設立し、「ドラゴンクエスト」シリーズなど大ヒットゲーム作品を送り出した立役者です。

 福嶋さんは、パソコンブームの中で情報誌づくりから転換してゲーム事業に参入しました。「これからはAI、3Dプリンター、ドローンなど新たな付加価値をつけられるものが伸びる。伸びる産業を見つければ多くの企業は伸びる」と恐れずに新規事業に飛び込む重要性を語りました。

 ゲームのできる学生を集め、自由にアイデアを出させることで大ヒットゲームを生み出した背景も語ります。「旧来の会議は意味がない。全員が何らかの形で発表し、ちゃんと考えることが重要」と、ポストイットなどでアイデアを書き出すブレーンストーミングの実践を呼び掛けました。