【新年度戦略】一次産業省力化を技術で支える/建設・桑原電工(北見市)
2025年03月15日


当社は1946年に祖父が電気機器の販売修理を行う、桑原電気工業所を創業。その後、桑原電工、桑原冷熱、桑原電装のグループ3社体制でオホーツク地域の基幹産業である第1次産業に関連する機械系、車両系、設備系の事業を手掛け、地域の産業を守りながら発展を支え続けてきました。
近年、産業全体において人口減少に伴う担い手不足が課題となっています。当社は将来必要になるという確信をもって8年前にドローン事業を始め、空撮や農薬散布向けの機体販売、修理を行っています。
操縦者育成のため、傘下の企業と共に国家資格に対応した実技講習や学科を受けられるスクールを昨年開設し、ワンストップで対応が出来ることが当社の強みになりました。
また、ドローン事業で修理やサービスを補佐する3Dプリンタを導入したことで、自動化・省力化・省人化を進め、少ない人数でも付加価値の高い産業を支えていくことに注力しています。
2022年には、北見工業大学の門前に「KIT FRONT(キットフロント)」を開設しました。グループ3社の主力事業を集約し、ドローン、3Dプリンタ、蓄電池、ロボットなど、これまでグループ全体で培ってきた技術をさらに磨いています。大学との距離が近くなったことで共同研究も始まりました。
今後はドローン事業に3Dプリンタ技術を活かした新しい取り組みを進め、オホーツクに根差し地域に必要とされる会社を目指していきたいと思います。