食料安全保障について分析/札幌支部農業経営部会
2025年02月15日
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札幌支部農業経営部会は1月16日、1月例会を開催し32名が参加しました。国立研究開発法人農業・食品技術総合研究機構の篠原信上級研究員が、「そのとき、日本は何人養える?」をテーマに講演しました。
篠原上級研究員は、「農業の問題や食糧問題は本質的にはエネルギー問題に深く関わっている」と語り、経済情勢・社会情勢など多岐にわたる視点も絡め「食料安全保障」について分析し、もしもの時日本は国民をどう養っていくのかを問い掛け、「将来起こり得る食料不足の解決策を示すことは難しいが、生産者のみなさんと一緒に考えていきたい」と語りました。
参加者からは「日本の食料基地である北海道の重要性をあらためて感じた」「食料問題は目先の技術開発では解決できないことを感じた。沢山の問題をどう解決すれば良いかを深く考えるきっかけになった」などの感想が出され、貴重な学びの機会になりました。