サウナ文化で地域振興を/くしろ支部根室地区会
2024年10月15日
フィンランド視察の報告
くしろ支部根室地区会は9月13日、大地みらい信用金庫本店で、根室市のサヴォンリンナ(フィンランド)文化経済視察(7月)を報告する9月例会を開催。ヒシサンの岩﨑祥治社長(根室地区会員)、根室市歴史と自然の資料館の猪熊樹人学芸主査、大地みらい信用金庫の吉田容広本店長が登壇し、51名が参加しました。
1792年にロシア初の遣日使節が根室来航時、サウナを建造したと言われており、根室市は「サウナ伝来の地」と呼ばれています。岩﨑氏は、「フィンランドはサウナが文化として生活の一部となっていた。その文化を根室にも普及させるため、支援や人的交流などを市に提言したい」と報告しました。一方、猪熊氏は当時の資料を紐解き「信憑性は高くサウナ伝来の地としての裏付けになる」と報告。さらに吉田氏はサウナ文化をどう地域振興に繫げていくか、その可能性を述べました。
参加者からは「根室の新たな歴史を知った」「今後の振興策を考える上で有用なコンテンツだと思うなどの感想が寄せられ、根室地域の可能性を探る例会となりました。