多様な人材 活躍の場を DI委員会がオープン学習会/函館支部
2024年10月15日
函館支部DI(ダイバーシティ・インクルージョン)委員会は9月5日、オープン学習会「働くLGBTQ~多様な人々と共生する社会へ~」を開催。会員22名が多様な人材が活躍できる職場環境を目指し学びを深めました。
性的マイノリティ当事者への差別や孤立解消に取り組む「にじいろほっかいどう」の国見亮佑理事長が講演しました。国見氏は、自身を性的マイノリティと認識し、苦悩した経験を明かし「差別的な発言を聞くと、自分が差別されるのではないかと不安になる」と説明。周囲が性的マイノリティに肯定的な言葉を話すと差別や偏見をなくすことにつながり、LGBTQの人たちが安心して暮らせる環境に近づくと伝えました。
企業側から寄せられる「LGBTQ当事者とどうかかわればいいか」という疑問については、従業員が性的マイノリティ当事者と分かった場合、希望に応じて本人と話し合い、配慮の有無などの意思を尊重する対応を求めました。また「本人の許可なくLGBTQであることを言わないことも重要」と提起しました。
参加者はグループで感想や各社での事例を共有。「経営者や管理職の心掛けが重要」との声が上がり、それぞれの職場で取り組めることを確認しました。