金融・資産運用特区の展望学ぶ/ゼロカーボン研究会8月例会
2024年10月15日
ゼロカーボン北海道研究会の8月例会は、「GX金融・資産運用特区の展望とTeam Sapporo‐Hokkaidoの取組について」をテーマに、札幌市まちづくり政策局グリーントランスフォーメーション推進室推進担当課長の小室匡氏が講演しました。
講演では、Team Sapporo‐Hokkaidoが産学官金の21機関で進めてきたこれまでの取り組みについての説明と、今年6月に指定された特区の規制改革の概要や特区も活用した今後の展望について語りました。
講演後には、「洋上風力発電推進は、道内電力の安定供給という点での恩恵は大きい。経済効果面として、発電機の主要部品であるブレードやナセル製造を道内企業で生産できる体制への支援策を検討できないか」「洋上風力発電は、大規模需要地への供給だけと認識していたが、今回の講演により地域内での供給も含まれることを再認識した。一方で地域内供給の場合、系統連系の難しさへの対策はどのように検討しているのか」「今回の構想実現に向けて、制限要素として新幹線の延伸遅延のように人材不足が懸念されるのではないか」などの活発な質疑応答が行われました。