サロマで奮闘する企業の実践／全道共同求人委

2024年09月15日

新卒採用ノウハウ学習会

　全道共同求人委員会は7月30日、新卒採用ノウハウ学習会を札幌市内で開催し全道から28社30名が参加しました。

　「サロマから魅力を発信し続ける」をテーマに、トップファーム副社長の井上和明氏（オホーツク支部）が報告。兄の茂幸社長と牧場を営み、佐呂間町で交雑種と乳用種1万3800頭（グループ全体）を育成しています。サロマ牛、サロマ黒牛を商標登録しブランド化。海外輸出に必要な認証も取得して品質・生産管理を行っています。牧場の規模拡大に伴い、大学・専門等の新卒採用へシフトした結果、最新技術に抵抗が少なく対応力が高い若者が全国から集まり、2017年の新卒採用開始後、29名の若者が入社しました。

　採用サイトではブランドをつくる技術力を前面に打ち出し、社宅建設、昼食補助など福利厚生にも力を入れています。地域と自社の魅力を学生に分かりやすく発信し続け、インターンシップのエントリーは86名、申込は16名になっています。

　井上氏は最後に「私たちの成長が北海道の発展につながっている。大企業に負けない技術と情熱を若い世代に残そう」と力強く呼び掛けました。参加者からは「我々よりずっと先に進んだ採用活動をしていることに驚いた」「当社の採用活動にもぜひ活かしたい」との声が聞かれました。