新支部長に聞く/西胆振支部長 川田 弘教氏 (川田自動車工業 代表取締役)
2024年07月15日
「学び」から「実践」へ
2024年度就任した5支部の新支部長に、抱負や新たな取り組みを聞きます。初回は西胆振支部長 川田弘教氏です。
―新支部長としての抱負、方針をお聞かせください。
当支部は登別・室蘭・伊達の3市から成り、ものづくり、観光、農業、水産など産業にも特色があります。長い歴史に由来する地域課題があり、企業間の繋がりにも温度差があります。そこで須藤前支部長が取り入れた地区部会制(3市と農業経営者の4地区部会が各例会を担当)を生かし、まずは各地域の困り事や悩み事を例会テーマとして、支部一体の体制構築を目指します。
また地区部会ごとに行う例会未回答者への声かけも継続し、例会参加率の向上も目指します。今年は27%を目標としています。124名の西胆振支部会員が同友会の学びを自社に取り入れ、「よい会社、よい経営者、よい経営環境」を、より実感し実践する学びの場を提供したいと考えています。
さらに3カ年計画で進めている経営指針研究会は、これまで苫小牧支部や全道経営指針委員会のサポートを得て、3年目の今年から支部独自の運営を行っています。経営指針委員やサポーターも学びを深め、今期は4名の研究生を迎えることができました。私も経営指針成文化で確信を持つことができ、今後の組織づくりや企業づくりにとって重要な活動と考えています。研究会修了生が今後の支部役員、地域の中心人物になっていくと確信し、支部の主軸となる活動にしていきたいです。
―今後の展望をお聞かせください。
今年度は5月に伊達市堀井敬太市長、7月に室蘭工業大学松田瑞史学長を例会講師に招き、秋には「西いぶり連携協定」を結ぶ伊達信用金庫との合同例会を予定しています。産学官金連携をさらに強化し、地域全体が学びあい発展する活動をこれからも進めていきます。そして4年後の西胆振支部50周年に向けて会内外へ同友会を発信して参ります。