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オール十勝産ウイスキー目指して/十勝農商工連携部会

2024年05月15日

講演した島村氏(右)と長谷川氏

 

十勝酒造の島村社長、長谷川産業の長谷川副社長が講演

十勝農商工連携部会が総会開く

 

 とかち支部十勝農商工連携部会は49日、帯広市内で2024年度の総会および記念講演を開催。幕別町でウイスキー製造を目指し準備を進めている十勝酒造の島村尊光社長と、同社に出資する長谷川産業の長谷川駿平副社長が講演しました。

 

 十勝酒造は十勝産大麦などを使用したオール十勝産のウイスキー生産を目指しており、25年春の販売開始に向けて動き出しています。島村氏は「目指すはオール十勝産!十勝蒸留所のウイスキーづくりの展望を聞く!」と題して講演。幕別町を流れる札内川の水質の良さに言及し「この地の水と、地場産の大麦、そして一日の寒暖差が大きい十勝ならではの気候を生かして、他にない新しいウイスキー造りを目指したい」と抱負を語りました。

 

 長谷川副社長は「ファミリービジネスとしてのウイスキー事業」と題して講演。「地元に愛されるウイスキーを目指し、次世代へつなげられるような事業として発展させていきたい」と語りました。講演には行政や金融機関などの来賓や、ゲストも含め56名が参加。「十勝では、アルコール飲料を軸とした地域おこしが進められており、今後が楽しみ」と期待の声が寄せられました。

 

 また、講演に先立って開催した総会では24年度の活動方針、役員体制などを承認。25年の設立15周年を展望し、新年度の飛躍を誓い合いました。