気流
2024年04月15日
2024のJリーグが2月23日に開幕し、各地で熱戦が繰り広げられています。北海道コンサドーレ札幌は、シーズン開幕前に攻守の主力選手が移籍し、その影響もあり苦戦しています。プロスポーツにおけるチーム編成の難しさが象徴されています。
近年、大企業を中心に人材確保のために高待遇を打ち出した採用活動が活発です。今年の春闘では、大企業の多くが軒並みベースアップを実施し、人材獲得競争はさらに加速しそうです。
中小企業も対応するべく、賃上げや働く環境整備を進めながら、「中小企業だからこその働きがい」を追求することで、優秀な人材を引き留める努力をしています。
人は何のために働くのでしょうか?すべての人が賃金や待遇だけを求めて働くわけではありません。企業理念やビジョンに共感し、自分の能力を活かして社会貢献したいという方々も沢山います。
今こそ中小企業は、労使見解に基づき、経営指針を作成し、働き方改革などを通じて、魅力的な職場環境を労使が共に整備することで、選ばれる企業になることが求められています。
北海道コンサドーレ札幌の運営会社の株式会社コンサドーレは「北海道、札幌市、そこに関わる人々を豊かに元気にすること」を事業目的に掲げています。プロスポーツの世界では勝敗も大事ですが、事業目的に共感するサポーターが温かくチームの行く末を見守っています。中小企業経営にも通じるところです。