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石川同友会へ復興支援/北海道同友会事務局

2024年04月15日

七尾市の会員のもとを訪れました

 

能登半島地震 5日間の活動内容を報告

北海道同友会事務局・佐藤佑貴

 

 225日から31日までの5日間、石川同友会への復興支援に行ってきました。金沢市の事務局支援や、被害が大きかった七尾市の会員を訪問、会員企業の現状を聴き取りました。

 

 七尾市で「能登かき」の養殖から加工、販売を行っている山口水産の山口翔太氏は「牡蠣棚が流れるなどの被害があり、今も車中泊で働く社員もいます。商品の地元需要は落ち込んだが、震災を機にSNSなどを活用し発信を強化。注文の際に届く全国からの応援メッセージに励まされています」と語りました。

 

 また、同市で旅館を営む奥田屋の奥田一博社長は「震災直後は気持ちがとても落ち込み、旅館を畳もうかと思いました。今では和倉温泉の若手経営者を中心に復興チームが立ち上がり、白崎シーサイドホテル多田屋の多田健太郎社長をリーダーに復興を目指しています。互いの意見を受け止め、纏め上げる力はまさに同友会のグループ長そのもの。多田さんの凄さは同友会の凄さです」と話します。多田氏は「若手経営者全体で協業し、奥能登復興の機運を盛り上げたいです」と決意を語りました。

 

 会員同士の連携でピンチをチャンスに変えようとする3社。容易ではない復興への道のりを力強く歩んでいます。