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【新年度戦略】脱炭素社会へ水素タンク供給/製造・カワテックス(砂川市)

2024年03月15日

高圧複合容器開発の様子
河戸三千之社長

 当社は、高度成長期の1960年に創業しました。道内人口の増加と旺盛な食糧需要に伴い、農業にも生産性向上が求められていました。そうした高まる農機具需要に応えようと創業したのが、当社です。農機具を主体とした創業当初の20年を経て、次の20年は鋼構造物である機械・建築に軸足を移し、さらに直近の20年は複合製品(鉄とFRP)のFSタンクとFSFタンクの製造を主力にするなど、変化へ柔軟に事業展開してきました。

 

 近年力を入れているのが高圧複合容器の開発です。これは、金属または樹脂の内殻(ライナー)を、炭素繊維(C―FRP)で補強した容器のことで、一般的に水素シリンダー若しくは蓄圧器とも呼ばれています。2010月に「カーボンニュートラル宣言」が掲げられ、脱炭素時代を迎えている今、あらゆる分野で容器の需要が急激に増え、水素関連市場が拡大していくことが予想されます。水素利用のためには、水素製造場所から利用施設への水素タンクでの供給が必須で、当社の取組は脱炭素社会へ向けた水素利用の拡大に貢献できると考えています。

 

 現在は大手メーカーが水素タンクの供給を行っていますが、その多くはFCVや水素ステーション用の大型水素タンクです。今後見込まれる水素関連市場の急激な拡大や多様なニーズに、充分応えられない可能性もあります。

 

 そのため、大手メーカーより小回りのきく当社のような中小の開発企業の役割が期待されていると思います。今後も新たな需要に応え、地域経済の活性化と雇用促進に繋がることを目指して開発、研究を行っていきます。