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【新年度戦略】「ウエルネスタウン」2段階目へ/不動産・小樽ベイシティ開発(小樽市)、医療・北海道済生会(小樽市)

2024年03月15日

ウエルネスタウンの活動拠点「済生会ビレッジ」
北海道済生会 櫛引久丸常務理事
北海道済生会 櫛引久丸常務理事

 

 小樽ベイシティ開発(OBC)と隣接地で病院を経営する北海道済生会は2020年から、健康で豊かな生活を実感できるまちづくり「ウエルネスタウン構想」を、OBCが運営する商業施設ウイングベイ小樽を拠点に展開しています。これまで、大型商業施設を活用した健康・医療・福祉サービスの充実を図ってきました。

 

 

 

 2024年に入り、自治体、経産省、大学、シンクタンクなどと協働参画型経営を行うソーシャルイノベーションに注力しています。地域資源を生かした商品開発、骨粗しょう症の検査も同時に受けられる肺がん検診、福祉専門学校の誘致や済生会独自の育成カリキュラムを活用した人材の育成、Maasの実証誘致など、多岐にわたるプロジェクトを計画しています。小樽市も私達の事業に賛同し、25年には保健所をウイングベイ内に移転する計画で進められています。私達が目指しているまちづくりは「小樽モデル」として注目を集め、富山県高岡市で実証事業を開始しました。また、山形、静岡などでも展開する計画を立てています。

 

 「ウエルネスタウン構想」は、既存の地域資源を活用し、高齢者が健康な状態で地方に移住し、地域でアクティブな生活を送りながら医療・介護などのケアを受ける生活共同体「小樽築港版ニューCCRC」の実現を目指しています。地域住民が健康で充実した生活を送るだけでなく、就労者の増加や首都圏や札幌、他の地域からの移住を促進して、定住人口を増加させる取り組みも行っています。構想の第1段階を終え、2段階目の取り組みが加速しています。