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生産と食の距離縮める/とかち支部

2024年02月15日

歴史から学ぶことを強調する山本社長

山本忠信商店社長の山本氏

 

 とかち支部は123日、帯広市内の北海道ホテルで新年交礼会を開催し、186名が参加しました。新春講演会には山本忠信商店の山本英明社長が登壇。『右手に理念、左手にそろばん、背中に勇気』と題して、会社のミッションと事業戦略に対する取り組みを紹介しました。

 

 同社は1960年に設立し、豆類や小麦の販売やミックス粉の製造販売を手掛けています。はじめに十勝の豆づくりと取引の歴史を説明。「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」という格言から「農業に寄り添うことを学び取り、農業をコミュニケーション産業にしよう」と思い立ったといいます。

 

 掲げたミッションの1つが「つくると食べるをもっと近くに」でした。2011年には大型投資で製粉工場を新築。小麦は従来、生産者から農協や集荷組合、上場を経て製粉する流れでしたが、生産者から工場、ユーザーへと流れが変わり、作ることと食べることの距離が近づきました。

 

 加えて山本社長は「幸せな社員がお客様を幸せにする。難しいが、それを宣言して何を言われても言い続けることが大事だ」と力説しました。