【我が社の自慢 73】扇松園(旭川市)
2024年02月15日
こだわりの日本庭園と「地讃地消」
我が社の自慢は、二代目自らが作り上げた日本庭園と名水です。
当社は1938年に旭川市8条通7丁目に旅館「扇屋」として開業、66年に二代目夫妻が現在の高砂台に「扇松園」を開業しました。70年に開催された大阪万博の日本庭園に感銘を受けた二代目は、猫(一輪車)で自ら土を運び、小さな石を運び、最後には重機にて大きな岩を積み上げ、文字通り一から日本庭園を作り上げました。途中水が出なくなるなどの試練もありましたが、歴史と共に苔生し、現在の姿になっています。流れる水は旭川中心部より離れた立地を選んだ理由でもある名水で、併設している「そば処そば扇」の蕎麦にも使われています。
旭川・北海道には誇るべき美味しい食材や工芸品が豊富にあります。その素晴らしさを多くの人に知ってほしい、そして地元を応援して行きたいと思っています。そこで、ロビーの調度品には旭川家具を配し、料理の食材や原料も旭川産・北海道産を中心にしています。当社ではこれを「地讃地消」と位置付けています。確かにコストはかかりますが、高品質な地元産に興味を持って頂ければ、現地に足を運ぶきっかけにもなります。
長年この街に支えて頂いているからこそ、それを大切にして、これからも地元産にこだわっていきます。
設立=1938年、会員=代表取締役・髙橋仁美、事業内容=旅館業、社員数=29名(パート従業員含む) |