【我が社の自慢 72】ティンカーベル(北見市)
2024年01月15日
表面こんがり。中はとろ~り。
我が社の自慢は、全国からお取り寄せを頂く「チーズベーク」です。
当社は、東京・札幌でケーキの修業を積んだ妻の技術で、1989年に創業しました。地産地消が広まる前から道産小麦や平飼い卵、蜂蜜、発酵バターなど、地元にこだわり、生産者の思いのこもった材料で菓子作りをしてきました。看板商品の「チーズベーク」は、4種類のチーズと自家製カスタードクリームをブレンドしており、混ぜ方に過不足が無いよう窯に入れるまでは手肌の感覚を最大限使い、温度や湿度にも気を配っています。オホーツク産小麦のパイ生地で包み焼き上げ、濃厚でありながら甘すぎないクリーミーな食感は、一度食べると忘れられない味です。
創業当初は夫婦で店を切り盛りしており、夜中まで仕込みに追われていました。開業5年目に社員を雇用し、冷凍ストッカーを導入しましたが、看板商品のチーズベークは冷凍しないと決めていました。現在もおいしさを守るために冷蔵のみの販売です。
地元を離れた子どもや親類、知人への贈り物として注文頂きお取り寄せに繋がる循環や、ふるさと納税、SNSでの口コミも広がって、今では売り上げの5割になろうとしています。
昨年10月には店舗を移転。製造設備も拡充して働きやすい環境を整えました。むやみに流行を追わず、地域の良質な素材で自分たちがおいしいと思うお菓子を届け続けます。
▽設立=1989年、会員=代表取締役・柏倉一敏、事業内容=洋菓子製造販売、社員数=9名(パート従業員含む) |