兵庫・奈良同友会と事業承継問題で懇談
2024年01月15日
10月30日、兵庫同友会、奈良同友会の代表理事や役員・事務局一行13名が北海道同友会を訪れ、事業承継窓口「つなげる」運営委員、専門家相談員と事業承継問題について懇談しました。7月に埼玉で開催した中同協第55回定時総会第10分科会で、北海道同友会が事業承継の取り組みを報告したのがきっかけで開かれたものです。当日は、両同友会からヒアリングの目的の説明があり、懇談が始まりました。
道内の後継者不在企業は7割を超え、北海道の会員年齢構成は60歳以上が38・1%を占めます。そこで2022年に、ベテラン会員と専門家、支援機関の協力で「つなげる」を開設し、承継支援活動が始まりました。兵庫・奈良両同友会からは、第1次相談を受け持つシニアアドバイザー(理事歴20年以上)や担当事務局員の相談への対応、2次相談以降の専門家相談員の人選まで様々な質問が出されました。
また、経営理念を受け継ぐ人材の育成課題や中小企業におけるM&Aの留意点、さらに同友会としての具体的な承継支援範囲についても多面的に議論。中小企業の廃業は地域のインフラを毀損することになることから、地域の暮らしと雇用を守る同友会らしい事業承継支援を進めることの重要性を確認しました。