新時代の企業づくりへ ~「人を生かす経営」柱に困難打破を~/あさひかわ道研
2023年11月17日
あさひかわ道研、全道から608名参加
「新時代を共に創ろう~ASAHIKAWA MEETING~」をテーマに、第38回全道経営者〝共育〟研究集会inあさひかわ(あさひかわ道研)が10月7日、旭川市内と近郊、オンラインで開かれました。設営担当の道北あさひかわ支部が1年近く準備を重ね、全道から608名が参加。新時代の企業づくりや地域づくりを熱く学び、交流を深めました。
藤井幸一代表理事が開会挨拶し「道研の学びを、全道各地で実践しよう」と呼びかけ、さっそく記念講演が始まりました。2023ワールド・ベースボール・クラシック元監督で、日本代表を優勝に導いた栗山英樹氏が「夢を追いかけて~信念をもとに変革と創造的な実践~」をテーマに講演。困難と思えるような課題をどう乗り越え優勝に導いたのか、チームや選手の成長の軌跡を数々のエピソードをもとに語りました。世代やキャリア、感性や個性も多様な選手たちと世界一を成し遂げた体験から「企業経営に通じる、すべての個性を力に変えたトップの実践に学んだ」など、感動の声が寄せられました。
続く12の分科会では、共同求人、経営指針、社員共育、中小企業振興基本条例など座学分科会の他、進化する旭山動物園や産業観光旭川への挑戦、障がい者雇用(東川)やSDGs視点のリノベーション(美瑛)を移動分科会で学び、オンラインでは、のれんを守る経営者の大変革やZ世代の人材育成、120年続く酪農経営を学びました。「人を生かす経営」を柱に、困難を乗り越え全社一丸の企業づくりを目指す実践や、自社や地域を活性化させ、持続可能な北海道づくりを目指す挑戦に学びました。
懇親会では、道北あさひかわ支部会員によるピアノ、フルートの特別演奏が披露され、やり投げ女子金メダリスト北口榛花さんの父で会場ホテルのパティシエ・北口幸平氏が「榛花さんの好みの一品」のスイーツを提供しました。
11月10日に苫小牧で開かれる全道青年部・後継者部会交流会in苫小牧のPRと、次回道研を設営するオホーツク支部への「道研タスキ」の受け渡しで閉会となりました。第39回道研は、2024年9月28日北見で開かれます。