「経営課題等に関する緊急アンケート」報告書
2023年11月15日
北海道中小企業家同友会では、昨今の経営課題等に関する緊急アンケートを9月21日~30日に実施し、626件分の集計をまとめました。
コロナが5類に移行し経済の回復が期待される一方、原材料の高騰や人手不足などの厳しい状況が依然続いていることがうかがえる結果となっています。また、ラピダスの進出による地域経済活性が期待される反面、資材の高騰と人材採用が一層厳しくなるとの不安も明らかになっています。
地域経済を支えている中小企業の率直な声をもとに、北海道経済の活性化、道民の豊かな生活、そして持続可能な未来のために活躍できる中小企業の環境づくりが期待されます。
回答概要
1.3割の企業でコロナ前の売り上げに戻らない状況。
ゼロゼロ融資を借りた小規模企業の3割近くは資金繰りが窮屈であり、配慮と支援が必要。
2.原材料高騰・エネルギー高・人件費上昇分について、価格転嫁は「一部」または「できていない」がいずれもおよそ8割。人手不足が続く中、防御的賃上げが見られる。
3.ラピダス社への期待と不安が混然とある状況。
4.地域経済の課題は「人」。「労働力不足」「人口減少・高齢化」への懸念が圧倒的に多い。
■本件に関するお問い合わせ 一般社団法人北海道中小企業家同友会 TEL:011-702-3411(担当:中上) |