韓国の青年経営者と交流会/札幌支部「後継者ゼミナール起望峰」
2023年10月15日
札幌支部「後継者ゼミナール起望峰」は9月14日、韓国青年経営者14名との交流会を一寸房札幌本社で開催し、22名が参加しました。
韓国の一行は「KBIZ(中小企業中央会)次世代CEOスクール深化過程」を今年度修了した皆さん。最初に同会職員のグォン・ジンス氏が概要を説明しました。韓国では事業所数の99%、従業員数の81%を中小企業が占めており、同会は韓国憲法に基づき1962年に創設。次世代CEOスクールは2009年に始まり、入門・深化・成長の3過程をセットで学んでいます。
続いて、KBIZからの事前質問へ起望峰が予め回答した資料を基に、通訳を交えて意見交換しました。起望峰が「後継者は今後の自社経営への関心が高く、課題は承継に必要な資金調達や従業員との関係、そして現代表者からの理解」と報告すると、「韓国でも全く同じ状況だ」と共感の笑顔が広がりました。
また、「北海道の中小企業の現状を知りたい」との事前要請に応え、一寸房の上山琢真執行役員が自社の事業説明と社内見学を実施。建築設計分野でワンストップ対応する同社の実践事例を学びました。
参加者からは「両国の共通点を体感する有意義な機会だった。次回は日韓の相違点や各社の課題対策から学びたい」との感想が寄せられました。