発達支援で小樽を元気に/しりべし・小樽支部
2023年10月15日
しりべし・小樽支部は9月7日、支部例会を開催し25名が参加しました。北海道済生会の櫛引久丸常務理事が「元気な小樽を、もう一度ここから~病院×地元企業×行政が織りなす地域創生~」をテーマに講演しました。
同会は378床の医療福祉施設で、就労支援など包括支援に重点を置いています。
ウイングベイ小樽を活用し、地域住民の生活と観光を両立させた、持続可能なまちづくりを推進しており、総合的な発達支援に焦点を当てた取り組みを紹介しました。
小樽市と協力して、発達支援に特化した保育園留学を進め、ワーケーションを求める都会の子育て世代の親たちに向けたサービスを進めており、都会では得られない特別な保育体験や、発達支援が受けられます。また、不安があれば専門のスタッフに相談できる制度もスタートしました。
さらに、過疎化地域で高齢者が一人で暮らす困難な状況を打開したいと、病院初の農園「済生会ファーム」を設立。子どもから高齢者、障害者まで作業に参加できる共生型が特徴で、菓子メーカーと協力し、ブルーベリーや野菜を栽培。加工や販売、商品開発にも取り組んでいます。
参加者から「企業連携で、継続可能な仕組みづくりを学んだ」と感想がありました。