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同友会は、中小企業の繁栄と、そこで働く全ての人の幸せを願い、地域社会の発展のために活動しています。

新副代表理事に聞く/髙橋 憲司氏(志のぶ 代表取締役)

2023年10月15日

相互理解を深めて

時代に求められる変化を

 

―就任の抱負をお聞かせください。

 

 副代表理事という役職には、まだまだ経験不足ですが、微力ながら何かお役に立ちたいとお受けしました。

 

 コロナ禍の3年間で、人と知り合うことでしか醸し出せない共感や相互理解の場が減ったように感じます。会員に寄り添い、各支部の現状や課題に触れながら積極的に学び、期待に応えたいと思います。

 

―厳しい経営環境下での同友会での学びや活動について。

 

 会員のニーズに応える学びや事例を事務局と共同で発信し、支部や地区会など地域を越えた交流の積み重ねが重要だと感じます。会員が例会で学び、自社で実践し、新たな体験を同友会へとフィードバックする好循環を作る。そのためにも互いを尊重し、会員同士が学び成長し合う人間関係を築くことが大切です。

 

 私自身、コロナで停滞した飲食業を回復させつつ、事業の発展を模索している最中ですが、これまで同友会運動に尽力され、地域を牽引する方々との出会いがあって今の自分がいます。他地域を知ることで自分や自社の立ち位置を知り、新たなビジョンが生まれてきます。ぜひ広域な同友会ネットワークを生かした活動を広げましょう。

 

―北海道同友会の課題と展望をお聞かせください。

 

 私は苫小牧支部40周年式典の準備を通じて、あらためて同友会の歴史を学び、次なる10年の運動の方向性を確認、発信していくことの大切さを実感しました。今は同友会理念の本質を学ぶ機会が少ないのではないかと感じます。一方で、同友会運動の承継に必要な運営ルールや取り決めなどの見直しも必要だと思います。時代に求められる課題を論じ、新たに求められる変化に挑戦し続けたいです。

 

 同友会は様々な考えを持った人がいる組織だからこそ、理念が肝要です。「同友会づくり」を通し、同友会理念と運動の発信力を今後も高めていければと思います。