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ウクライナ戦争と北方領土/くしろ支部厚岸地区会

2023年10月15日

報告する本間記者

 

 くしろ支部厚岸地区会(中嶋均会長)は822日に厚岸味覚ターミナルコンキリエで8月例会を開き、8名が参加。「ウクライナ情勢と北方領土」をテーマに毎日新聞社の本間浩昭記者が講演しました。

 

 ウクライナ戦争の激化により、ビザなし交流などの北方領土との交流が道東で途絶えています。本間さんは31年間根室で領土問題を取材してきました。「北方領土に暮らしていたアイヌは歴史的に日露双方の挟撃に遭った。ロシアは毛皮、日本は魚を追ってアイヌの領土に押し寄せた。アイヌを利用して領土の保全に乗り出して搾取してきた歴史がある」と述べました。

 

 国家の論理に翻弄された少数民族の視点から領土問題の源流に触れ、さらに「北方領土はもはや見捨てられた島ではない。道路も舗装化され、商店には家電製品が並んでいる。一泊63000円の高級ホテルも営業している。ロシアのパスポートコントロールで観光客が大挙してやってくるかもしれない」とロシアによる実効支配が進んでいる現状に触れました。

 

 また、「1991年に始まったビザなし交流も中断し、再び目に見えない壁が北方領土との間にできた」と語りました。