AIで求められるリベラルアーツ/産学官連携研究会HoPE
2023年10月15日
札幌市立大中島秀之学長が講演
産学官連携研究会HoPEは9月12日に9月例会を開催し、道総研プラザとオンラインで、73名が出席。札幌市立大学の中島秀之学長が「AIで変える中小企業のサービス」をテーマにオンライン講演しました。
初めに中島氏は「AIの進化でサービスの本質が問われており、予測不可能な変化に柔軟に対応できる組織や経営能力が求められている」と提起。AIについては、「ChatGPT」をはじめとする生成AIは、蓄積された情報や膨大なパラメータをもとに画像や文章を生成しており、内容の正確性や出典は示されず、「あくまでも道具として活用することが大切ではないか」と指摘します。
そして「DXを通して、新しい社会の仕組みそのものをデザインすることが望まれている」として、組織や働き方、社会的意思決定や経済システム、さらに教育の在り方を根本から問い直す独自の「Society(ソサエティ)5.1」を提示。さらにAIやITを使いこなすために必要な教養=リベラルアーツの重要性を呼び掛けました。