同友会の原点「人生大学」/とかち支部
2023年09月15日
世代超え受け継がれる
とかち支部(旧帯広支部)人生大学は、1983年9月に始まり、40年続く名物企画です。毎月2日になると、古めかしい焼き鳥屋の2階を〝教室〟にして、焼き鳥をつまみ、焼酎だけを傾けながら、ざっくばらんに経営体験を語り合ってきました。当初の会場も変わり、名称もかつての「いざかや&やきとり大学」から、話の内容にふさわしい名称に改め、現在に至ります。
話題提供者は創業者、後継者の他、業種も様々です。経営者の人生談を通して、その時々の心境・決断に学びます。現在の経営基盤を築くまでに遭遇した危機や、それを乗り越えるまでの苦悩、決断の数々。過去のこととはいえ、互いに自身の人生と重ねながら聞き入ります。20年来の参加者はその魅力を「泥くさく、汗くさく、人間くさく学ぶ人生大学は、同友会の原点」と語ります。
コロナ禍を経て、徐々に参加者も戻ってきました。8月9日に開催した8月例会では、ザ・本屋さんの高橋智信社長が話題提供。拓の会をきっかけに会員と共同制作し、今春発刊した十勝100年写真集制作の秘話や見どころの報告をもとに、懇談しました。
これからも支部会員の心の拠り所ともいえる人生大学は、時代と世代を超えて受け継がれていくことでしょう。