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同友会は、中小企業の繁栄と、そこで働く全ての人の幸せを願い、地域社会の発展のために活動しています。

新代表理事に聞く/渡辺 美智留氏(岩見沢液化ガス 代表取締役)

2023年09月15日

同友会の原点忘れず創造的に発展を

財政検討プロジェクト本格始動

 

 ―就任の抱負をお聞かせください。

 

 これまで、財務・法人運営委員長や副代表理事として活動してきましたが、代表理事という重責に身の引き締まる思いです。自分の信条である「今の自分にできる最善を尽くす」を実践し、会員の皆さんと共に悩み、学び、会員企業が地域に根ざした企業として、地域の活性化に貢献できるような活動を展開していきたいと思います。

 

 ―厳しい経営環境下での同友会での学びや活動について。

 

 同友会の学びは、実践してこそ価値と成果が生まれます。多くの仲間が社員と共に素晴らしい会社を創り上げ、地域に貢献しています。仲間たちの実践から学ぶことが同友会の学びのもう一つの特徴です。

 

 この学びの場が、例会であり全道や全国行事です。目的意識を持ち積極的に参加してこそ、気づきと学びを得られます。とりわけ熱心な会員が参加する中同協の全国行事、中同協総会や全研(中小企業問題全国研究集会)などは、大変質の高い学びの場です。参加してみなければ解らない空気感も含め、ぜひ実際に体験して頂きたいと思います。

 

 ―北海道同友会の課題と展望をお聞かせください。

 

 今年度は財政面での課題解決を目指し「財政検討プロジェクト」が本格的に動き始めました。「長期展望」「支部本部」「事務局体制」という3つのワーキンググループに分かれ、それぞれの議論を集約し、年度内にプロジェクトの答申としてまとめる予定です。

 

 設立50周年を迎えた2019年に掲げた「つなぐ~原点から未来へ~」というスローガンの「原点」を、私たちはどのくらい理解し共有できているでしょうか。会員の世代交代が進み、活動が多種多様になる中で、「同友会理念」への理解と共感が薄れてきているように感じられてなりません。

 

 不安定で先が見通せない、混迷・激動・激変の時代だからこそ、「同友会理念」の実践という原点を忘れず創造的に発展させることが大切だと思います。そして同友会の存在意義をさらに高め、新たな未来像を展望したいものです。