条例育て、絶えず成長を/苫小牧支部6月例会
2023年08月15日
大幸企画の時社長が報告
苫小牧支部は6月27日、支部6月例会を開催。「地域づくりの鍵は同友会が握る!~条例を育てる~」をテーマに、オンラインを含む76名が参加しました。
はじめに、苫小牧市中小企業振興条例と審議会、中小企業振興計画について谷口亮政策副委員長が報告。続いて大幸企画の時忠之社長(長崎同友会)が、長崎県大村市中小企業振興基本条例制定までの道のりや、振興会議と産業支援センター「O―Biz」設置で実現した事例を報告しました。
時氏は「中小企業が市の施策づくりに主体的に関わり、経営に役立つ活きた施策ができた。行政からの信頼も高まり、好循環となっている」と紹介。一方で「とかく憲章や条例は難しく捉えられがち。自社の成長と地域経済の発展に直結しており、そうした意義を多くの会員に広げることが課題」とし、「『よい経営環境をつくる』同友会だからこそ、多様な業種の経営者の手で条例を育て、絶えず成長させましょう」と呼び掛けました。
市中小企業審議会の髙橋憲司会長(苫小牧支部長)と時氏のトークセッションも行い、両市の実践を通し、地域を越えた学び合いを深めました。
参加者からは「条例を自分事として見つめ直した。時氏の熱い想いに応えたい」との声が寄せられました。