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【我が社の自慢 68】丹治秀工業(苫小牧市)

2023年07月15日

カツラの木で作られた企業看板

 

風雪に耐え40年目の木製看板

 

 我が社の自慢は、本社と千歳工場の門に40年間掲げている、カツラ材の企業看板です。

 

 今年創業46年になる当社は、造材、土木資材・住宅用製材の製造販売や、土木工事などで発生する木くずなどの産業廃棄物処理業を営んでいます。40年ほど前に、彫刻作品用の木材を探していた北九州の彫刻家へ、当社のカツラの丸太をお譲りしたところ、お礼に頂いたのがこの看板でした。

 

 大きさは縦120×29㌢。カツラは彫刻などの細工に適した柔らかい材質で、漆など塗料のノリも良く、橋の欄干の細工などにもよく使われています。北海道では特に樹高が高く育つため、アイヌの人たちは一本のカツラをくり抜いて丸木舟を作ったそうです。

 

 昔は当たり前だった木製看板も、最近は金属製に代わり少なくなりました。当社の看板は高い技術で仕上げて頂いたおかげで、40年もの間風雪に耐え、欠けることなくお客様を出迎えています。

 

 緑広がる北海道の貴重な資源である木の有効活用を進める企業として、これからもこの看板を大切にしながら「心でつくる良い商品」を合言葉に、地域と共に持続可能な社会構築に向けて貢献し続けたいと思います。

 

▽設立=1977年、会員=営業兼バイオマス部長・丹治秀章、事業内容=木材チップの製造・販売、住宅用製材の製造・販売、造林、造材業、社員数=12名