会社を社員が成長できる場に オホーツク支部40周年記念事業
2023年01月15日
北一食品・前田社長が講演
オホーツク支部は10月26日、ホテル黒部で支部設立40周年記念事業を実施し、オンライン含め87名が参加しました。
北一食品の前田康仁社長(オホーツク)が記念講演。田村友朗支部長を聞き手に、「温故知新 オホーツクの未来を創る中小企業のチカラ~」をテーマに語りました。
1982年に持ち帰り弁当のフランチャイズから始まり、時流に合わせてたこ焼き、回転寿しへと業態を変化させながら、現在は道内外に飲食店23店舗と業務食材卸をしている同社。その原点は父の姿にあるといいます。「青果業を営んでいた父は、私が中学生の時に倒産させてしまい、自宅に来た借金取りが父をガラスの灰皿で殴っていった。会社は倒産させてはいけないという気持ちが鮮明に残った」と前田氏。
採用と社員教育に力を入れる理由として「ある講演で、会社は働く人が幸せになるためにあると聞き、ハッとした。退職したらまた採用すれば良いと安易に考えていた自分に気が付き、従業員への感謝が足りなかったと反省した。経営理念を作成して社員に説明し、会社を社員の成長の場にするためにどうすれば良いか考えるようになった」と社員への思いを語りました。
記念式典では、会員歴30年以上の28名を表彰しました。代表して上ケ島自動車の上ケ島正男相談役が「自分たちのお金で運営している会ならば信頼できる、と入会した。経営に大切なのは人間性、科学性、社会性だと学び、時に立ち止まり、考えながら前進してきた」と語りました。続く祝賀会では、記念動画が上映されました。