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エコビレッジ取組学ぶ/ゼロカーボン北海道研究会

2023年01月15日

 

エコビレッジの取り組みを学ぶ良い機会となりました

 

ゼロカーボン研究会11月例会

 

 ゼロカーボン北海道研究会は、1114日に「人間らしく、自分らしく生きられる場所」をテーマに余市エコビレッジで移動例会を行い、余市エコカレッジ事務局の坂本純科理事長が報告しました。

 

 デンマークを中心に始まったエコビレッジは、「持続可能なエネルギーや水、物質の利用・再利用の実践」「持続可能な食料自給」「持続可能なコミュニティ形成」をコンセプトに、日本国内でも広がりを見せ始めています。

 

 坂本氏はヨーロッパ各地のエコビレッジを訪問し、大きな概念はあっても定義や認証制度がないことに気が付きます。そんな坂本氏が目指したのは、住民自身が対話と合意形成を重ね、農業から経済、環境、福祉など暮らしに関すること全てをつなげて考えるエコビレッジでした。

 

 また、震災と原発事故との遭遇から、今の日本が持続可能ではないことを確信。持続可能な暮らし方のモデルを示すため、日本のどこかにエコビレッジをつくり、住みたいと思い、北海道を選びました。農村の自立には都会の存在が不可欠で、逆に都会にとって農村は食料基地である関係を踏まえ、札幌から車で90分圏内の余市町にエコビレッジをつくることにしたそうです。「今後も余市町の農業サポートや農村環境を活かした学びの場を提供する活動を続けていきたい」と語りました。