気流

2022年11月15日

　「イノベーション」は一般的に技術革新と表現されていますが、ビジネスにおいては、今までになかった新しい仕組みや技術を取り入れ、新たな価値を創造し、社会的に大きな変化を生み出すことと言われています。それには企業改革が必要不可欠です。

　10月7、8日、第37回全道経営者〝共育〟研究集会ｗｉｔｈ全道青年部・後継者部会交流会ｉｎ札幌が4年ぶりにリアル形式で開催されました。「ＳＡＰＰＯＲＯ　ＩＮＮＯＶＡＴＩＯＮ　激動の中を仲間と共に」をスローガンに掲げた今回は、ＱＲコードによる受付をはじめ、全面的な資料データの事前配信による印刷物の削減など新たな取り組みも行われました。

　これらの取り組みと分科会・記念講演での学びの成果をどのように今後の自社および同友会活動における新しい価値の創造につなげていくのか。我々の実践力が問われます。

　10月11日からは、新型コロナウイルス対策で実施されていた入国制限が大幅に緩和され、外国人個人旅行客の入国が解禁されたほか、1日5万人の入国制限も撤廃されました。加えて、政府による全国旅行支援もはじまり観光需要の喚起が期待されます。一方で、急激な円安に加え、原材料やエネルギー価格の高騰など引き続き厳しい経営環境が予想されます。

　同友会での学びと気づきを自社に持ち帰り「人を生かす経営」という企業変革―イノベーションに結び付ける。「激動を良き友とする」同友会会員企業の使命です。