【速報】年末賞与の腹づもり、夏期賞与の実績、暖房手当に関するアンケート調査結果
2022年11月15日
この調査は、当会の会員企業(9月末会員数5,739社)へ10月15日に「年末賞与の腹づもり、夏期賞与の実績、暖房手当に関するアンケート」票を郵送し、11月7日までに回答のあった425社分についてまとめたものです。※四捨五入の関係で構成比の合計が100%にならない項目もあります。
本ウェブページでは、結果に基づいたグラフを主に表示しております。正式レポートには詳細な数字を記載しておりますので、ご確認ください。
【正式レポートダウンロード】 年末賞与の腹づもり、夏期賞与の実績、暖房手当に関するアンケート調査結果
【お問い合わせ】 一般社団法人北海道中小企業家同友会 電話011-702-3411 担当者 副事務局長 石戸谷 和政 <メール> |
1.回答企業概要
2.年末賞与の支給予定額は全道平均398,329円(前年比0.99%減)
年末賞与の支給を予定している企業は回答数の73.9%(※1・前年度69.1%)。支給予定額は全道平均で398,329円となり、前年度比▲0.99の減少となりました。札幌地域は▲3.39%となった一方、札幌以外は0.34%と微増になりました(※2)
業種別(※3)では『製造業』『流通業・商業』、『サービス業』が前年度対比マイナスになっています。金額は『建設関連業』『流通・商業』が400,000円を超えました。
支給額増減率(対前年比)の推移(※4)を見ると、2020年度から年末賞与支給額が減少に転じ、今年もその傾向となりました。コロナ禍、物価高で受けた影響の大きさを考えると、減少率は小幅に止まっていると言えます。2019年度から男女を分けたアンケートは実施しておりません。
回答の金額分布は※5の通りで、全道の中央値は370,000円でした。前年度の中央値353,530円と比べると全体の支給額はほぼ横ばいとなっています。
また、支給を検討中と答えた企業の22.5%が前年より減額と回答していますが、前年調査結果の39.8%より改善されています。(※6)
3.夏期賞与は、全道平均319,057円で2.73%の増加
夏期賞与回答企業の79.1%が支給しました。支給額は前年対比で札幌が1.14%、札幌以外は3.65%と対照的な結果となりました。業種別では、『製造業』以外は昨年度より増加しています。
4.パートタイマーの年末賞与は36.7%の企業が支給予定。支給額は昨年を上回る
回答企業の内36.7%がパートタイマーの年末賞与支給を予定しています。平均額は前年比4.77%アップの81,282円となっています。業種別では、『建設関連業』『流通・商業』『サービス』でアップ額が大きくプラスとなっています。
5.暖房手当は世帯主で119,297円、支給無しは5割を超える
暖房手当は支給なしと回答した企業が全道で53.2%(昨年度56.1%)になりました。
業種でみると支給無しが5割を超えたのは『建設関連業』『サービス業』『その他』です。
支給額は全道の『世帯主』で119,297円(7.08%)になりました。
灯油価格は2022年10月14日時点で120.60円/ℓ、前年同月比21.72円(21.97%)高、(北海道消費者協会調べ)と高騰しており、支給額は全業種で昨年を上回りました。