社員提案で職場改善実現/とかち支部
2022年10月15日
とかち支部は8月9日、8月例会を開催し74名が参加。「社員による自発的なES・CS活動はなぜ実現できたのか?~小さな自信と大きな成長 2:6:2の6が動けば会社が変わる~」をテーマに、UDトラックス道東の金尾泰明社長が報告しました。
同社では、2012年から改善活動をもとにしたES(従業員満足)・CS(顧客満足)活動に取り組んでいます。職場環境に課題を感じていた金尾社長が社長就任を機に、社風づくりの一環として始めました。
社員の誰もが活動に参加しやすいように、日々の仕事の中で「こうしたらより良くなるのでは」と気づいたことを気軽に提案してもらいます。報告書はA4・1枚のシンプルなものを採用。取り組んだことは全て承認し、内容に対して比較や優劣は付けません。評価と無関係であることも徹底しており、社員の心理的ハードルを下げる工夫が随所になされ、提案にはギフトカードも贈られます。
自発性が育まれるまで見守り続けた結果、初年度15件だった提案は21年度には181件に上り、今では社風に惹かれて求人応募する学生も出てきています。金尾社長は「ES・CS活動は業績と社風の両輪を回すための追い風となった。一人ひとりの小さな変化と成長が会社を大きく変えた」と語りました。