DX化へ各社の実践報告/苫小牧支部
2022年10月15日
苫小牧支部は8月22日、「DX化に向けた挑戦!~中小企業が抱える課題とデジタル技術導入による業務効率化策~」をテーマに4社の実践に学ぶ8月例会を開催し、67名が参加しました。
出光プランテック北海道総務課の小野朋美氏は、年末調整の作業時間削減について報告。同社では例年、社員から提出された申告書の検算や修正で、給与担当者が深夜まで残業していました。そこで、全社的に取り組んでいた5万時間業務削減の一環として、年末調整の電子化に挑戦。その結果、給与担当者の業務時間に加え、社員の申告書作成時間も短縮でき、97時間の削減に成功したと言います。
電気工事業の2社は、現場の人繰りや工程のアナログ管理から脱却した事例を報告しました。高齢の社員にも扱えるLINEを活用することで、連絡に要していた時間を削減し情報共有も進みました。
医療福祉関連業からは、人手不足対策の一環として、積極的なICT機器の活用事例が報告されました。試行錯誤を繰り返し職員が安心して働ける環境づくりを目指しています。
具体的な効果や取り組みが参考になり、DXに関する興味関心が強まったとする参加者からの声が多く聞かれました。