渡す側と継ぐ側、双方に求められる経営者の覚悟/南空知支部
2022年08月15日
石田氏と平塚氏、社内承継を報告
南空知支部は、6月29日に支部例会を開催し、18名が参加しました。「将来の事業承継に備える企業発展につながる事業承継とは」をテーマに、石田中小企業診断士事務所の石田英司代表(札幌)と、平塚建具製作所の平塚勝也会長(月形)が、それぞれ社内承継の経験を報告しました。
石田氏は、自身の知識と準備不足で、予定していた社員への承継が思うように進まず、結果としてM&Aで事業承継をした反省から、計画的な事業承継の重要性を訴えました。
平塚氏は50歳の時に、60歳での社内承継を決意。大卒新入社員の採用をはじめ社内体制を固め、承継予定者の成長を支えてきました。3年前に60歳で承継した経験を振り返り、「承継者と共に学び、自社の成長を目指してきた成果」と語りました。
2人の事業承継の事例報告を通して、渡す側と継ぐ側双方に求められる〝経営者としての覚悟〟の必要性を確認し合う良い機会になりました。