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地域に若者を!各地で学校と懇談会/全道共同求人委員会

2022年08月15日

学校からの現状報告に聞き入る参加者(札幌)

 

 全道共同求人委員会は6月24日、学校教職員と企業との懇談会をデ・アウネさっぽろで開催しました。

 

 学校・企業双方が、採用・求人動向や学生を取り巻く環境変化への認識を深めると共に、地元中小企業の魅力を知ってもらおうと企画したもの。webと対面併用で開催し、学校関係者は関東以北の大学・短大・専門学校27名、企業側からは42名が参加しました。

 

 テーマは「コロナ禍で学生の動きはどう変わったか」。大学では3年生からインターンシップが始まり、就職活動が長期化・早期化しています。その上コロナ禍と講義のオンライン化があいまって、学生が疲弊していると言います。自ら行動して企業・業界研究する機会が減り、限られた情報だけで短期間で就職を決める傾向があり、採用試験を受ける企業数が減少。結果として早期離職に繋がるケースが目立つなど、共通した課題が浮かび上がりました。ある大学からは、学生自身の内定保有率が2019年の15社から1・25社へ減っているという指摘もありました。

 

 こうした現状を踏まえ、若者をどう育てるかグループ討論しました。参加者からは「学生の現状が良く分かった。会社全体で若者を育てる社風づくりが益々必要になっている」という意見や「社会と学生が繋がる機会をもっと増やす必要があるのでは」との提案も寄せられました。

 

 全道各支部でも地域に若者を残し育てるための懇談会が開かれています。オホーツク支部―学校と企業のざっくばらん懇談会」(6月24日)、とかち支部高校と教育局、ハローワークと共に「高校生に選ばれる企業になる」ためのセミナー()、くしろ支部「地元企業と高校教員との就職懇談会」(6月27日)、道北あさひかわ支部「企業と学校の意見交換会」(6月28日)など、創意工夫を凝らして開かれました。