【新委員長に聞く】全道経営厚生労働委員長 河瀬 恭弘氏(アイ・ティ・エス代表取締役社長)
2022年08月15日
健康や事業承継の情報発信
―委員長に就任した抱負をお聞かせください。
私は、2013年から札幌支部の経営厚生労働委員会に所属し、経営、厚生、労働の3つの課題について学んできました。
この3課題は、学ぶ範囲がとても広い内容ではありますが、一つひとつが会社経営の視点から、大変重要な課題ばかりでした。変化の早い今の時代、これらの課題に対してスピード感をもって対応する必要があります。
当社では、就業規則の見直しなどに、委員会で学んだ内容を具体化しています。例えば、「世帯主」の新しい定義づけなど細かいことも社員の意見を聞きながら、共に働きやすい環境づくりを目指してきました。
―これからの全道経営厚生労働委員会について。
同友会では、やはり「人を生かす経営」の基本的な考え方から、社員との共生を大変重要視しています。その視点に立って、就業規則の内容、社員や家族の健康、そして企業継続における事業承継を軸に、情報発信していきたいと思います。
特に昨今では、後継者不足が報じられ、事業の継続が危ぶまれています。同友会の中で立ち上がった、全道の事業承継窓口の「つなげる」としっかり連携し、地域から企業が無くならないようにお手伝いができればと思います。
全道の各支部に委員会があり、同じテーマで学ぶ機会もあります。私は、各支部で抱える課題を全道で共有し、セミナーのオンライン配信なども活用し、全道の経営者の皆さんとともに学び、課題解決に取り組んでいきたいと思います。