多様な性を尊重　当事者から見たLGBTQ（とかち支部）

2022年07月15日

　とかち支部は5月27日、5月例会を開催し、71名が参加しました。「働くLGBTQ～多様な人々と共生する社会へ～」をテーマに、にじいろほっかいどうの国見亮佑理事長が報告。性的マイノリティ当事者への差別や偏見、社会的な孤立をなくすための団体「にじいろほっかいどう」で活動する国見氏は、ゲイの当事者で公立学校の教員でもあります。

　LGBTQとは、それぞれの性のあり方を持つ人たちの総称です。国見氏は自分が性的マイノリティであることに気付き、受け入れるまでの苦しさ、LGBTQとして生きることの難しさを率直に語りました。家庭や職場での無理解や偏見のため、生まれ育った土地を離れ都会に出ていく当事者がいることも述べ、「性のあり方を自分で決める権利は、人権として尊重される必要性がある」と訴えました。

　とかち支部では初めてのLGBTQをテーマにした例会となり、参加者から質問が多数寄せられ、関心の高さが窺えました。